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シマウマの自由帳

まっしろな「じゆうちょう」にしましまを。日常系ごちゃまぜブログ。

映画感想文「ハムレット」ケネス・ブラナー

2016年1月の映画は、シェイクスピアは傑作、ハムレットはすごい、って言われてるけど実は内容は何も知らない・・・という教養知らずの王道!てことでハムレットです。

いやー確か高校生か大学くらいの頃にも同じことを思って、文庫本を読んだことがある気がするんだけど、それまた日本語が難しすぎて早々にリタイアしたような記憶があります。映画ならわかんなくても終わるからいい。
さ、「ハムレットなにそれ美味しいの?」ってとこから優しく紹介致します。

シェイクスピアとは?

シェイクスピアという人はイギリスの劇作家で、時代はエリザベス期。戦争が落ち着いて、文化や芸術が発達した時代らしいです。日本では安土室山時代から江戸時代が始待ったか始まらないかの頃。
有名な劇の半分はシェイクスピアなんじゃないかな?それは言い過ぎだけど、知ってるところだとロミオとジュリエットヴェニスの商人ハムレットリア王とかとか。
人間の揺れ動く感情の描写と、それを舞台で見せる効果的な話作りが人気のポイントらしいです。

ハムレットとは?

さてハムレットとは。シェイクスピアの中では中期の作品で、37歳頃に書かれたようです。ちなみにシェイクスピアは52歳で死んでしまいます。
でもこの頃は舞台ごとにアレンジしていろんなパターンがあったり、それらをちゃんと文字にして残してなかったりで、ハムレットには原本が3つもあって、解釈もいろいろで、コレが本物!っていうのはないみたい。
映画もたくさんの監督がいろいろな時代に作っていて、今回はTSUTAYAに行ったらケネス・ブラナー版しかなかったのでこれになりました。
ケネス・ブラナー版は原本の一番長いやつを台詞を削らず全部やる!という「完全版」で、4時間もあるというすごいバージョンです。観客が理解しやすいように時代だけ19世紀に変えてとっつきやすくなっていて、4時間は長いけどなんだかんだ面白いので苦ではなかったです。
もう一つケネス・ブラナー版のすごいところは、ケネス・ブラナーが監督であり主人公ハムレット役をこなしてるところ。その凄さについては特典映像の「ハムレットができるまで」でよくわかります。
あともう一つ、このブルーレイディスクには特典としてケネス・ブラナーと台本監修の教授が、映画を見ながら実況中継的に解説(というか雑談)をするという副音声が付いているのがすごく面白かったです。むしろこっちが本編。後ほど語ります。

簡単なあらすじ(ネタバレ)

主人公ハムレットは、デンマーク王の王子。王様の息子です。でもいきなりだけど、そのお父さん=王様は殺されて亡霊になって出てくるところから物語は始まります。

亡霊がハムレットに「仇をとってくれー!弟に殺されて、妻(ハムレットのお母さん)を寝取られたー!」と仇討ちを頼みます。

そう、王様を殺したのは実の弟で、うまいこと代わりに王様になった挙句に妻をゲットした悪党なのです。

その弟、ハムレットからしたら叔父を、恨んで恨んでぶっ殺すまでのドタバタ劇、それがハムレットです。

途中に可愛い彼女も出てくるよ(^ω^)

感想「お・・も・・シロイ・・・かな?」

いやーこれ一回見ただけじゃ全然わかんない!でもなんか、映像もダイナミックだったし中世って感じの宮殿の内装とかドレスとか、かっこよかったし、面白かった、かな?多分?って感じが最初の気持ちでした。

でも2日くらい経って、なんか記憶が落ち着いてきて、わかってくるものがあるような気がする。

自分がハムレットだったらどうだっただろう。観客として見てるぶんには、ハラハラドキドキで、そうじゃない、ハムレットのバカ!危ない!なんでこうしないの!なんでそれやっちゃうの!ってもどかしい感じだけど、でも実際自分がハムレットの立場だったら同じように大混乱してハムレットになっちゃうだろうな、って。

そういう人間っぽさ、間違えたり行き過ぎたり立ち止まったりしてしまうよね、というのが、蛇行するジェットコースターみたいで面白いのかな。

ケネス・ブラナーがすごい、特典の音声解説が必見

そんな感じで、一回目観終わって全然わかんないどうしよう!って感じだったところにDVD特典で音声解説がついてることに気づき、おお、これで色々解説してくれるんならわかるかも!と思って再生したら、また追加で4時間見る羽目になったっていう・・・

合計8時間・・・oh my god...

でもこの解説がすっごいすっごい面白いから、ハムレット知ってるよって人も見たら楽しいと思う!

紅白のTMレボリューションみたいな感じでハムレット本編を見ながらケネスと台本監修のラッセル・ジャクソン教授が雑談するんだけど、このハムレットのセリフはどうだとか、ここで相棒のホレーシオの態度が変化するとか、オフィーリオはここでは複雑な気持ちで・・・とか登場人物について言及してくれる。

そんなの言われなきゃわかんないってことばっかりで、ほんとこれ見たおかげで理解度が倍増しました。

そして、「いやーこの撮影は大変で、長丁場を1つのカメラで撮るからリハーサルは長いし、人物がかぶらないようにカメラの位置と立ち位置を調整するのも時間がかかるし、」とか宮殿が全部スタジオで〜とか撮影の裏話もしてくれる。

確かに言われてみたら、すごい!ってポイントがよーくわかって楽しい。本編見てるとストーリーに集中してて気づかなかったけどカメラが移動しながら何分もワンカットで舞台みたいで、臨場感がすごいの。

それを踏まえてもう一回見たらもっと面白いと思ったけど、さすがにプラス4時間は時間がなくてTSUTAYAに返却しました。

今度、多分、ね。

つい長くなりましたがこの辺で。

あ、そうそう、この有名な素敵な絵画!ハムレットの彼女って知ってた!?私はさっき知りました!ちょっと悲しい場面だったんだね。

Sir John Everett Millais 003

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